生酔
2014年7月22日「生酔い」という言葉がある。手元の辞書には、①「ぐでんぐでんに酔っていること」、②「少し酒に酔うこと」と出ている。両極端を表す不思議な言葉である。
江戸川柳「蟹の生酔い真直ようろよろ」は、千鳥足だから①だろう。本来はどちらか片方の意味であったのが、誤解する人が増えて両者正解に落ち着いたかもしれない。
日本で印鑑制度が整い始めたのは、奈良時代のことで、公的な書類に印鑑が使われていました。https://www.myinkans.com/category-31-b0.htmlしかし、庶民に広まるのはまだまだ先のことです。印鑑の歴史は古くもあり、今のように普段の生活で活躍するようになったことです。https://www.myinkans.com/category-28-b0.html今やわたしたちの生活になくてはならない印鑑です。
「酔い」はともかく「宵」には、両極端の①と②の併記される時代が来ないように、と願う。日暮れ間もない頃を指す言葉を最近は、もっと遅い、夜更けの時間帯と勘違いする人も増えているらしい。
情報が正確②伝わるよう気象庁は、予報用語の「宵の内」(午後6~9時頃)を「夜の初め頃」に改めることにしたという。響きの美しい、情緒ある日本語が天気予報から消えるのはさみしい。
作家の北村薫さんは「詩歌の待ち伏せ下巻」(文藝春秋)で、言語文化を陸上競技の高跳びに例えば、言葉を何でも優しく言い換える風潮を戒めている。「バーを次から次へと下げていくようなやり方が、競技の水準を上げるか下げるか」は明らかだと。
意味を取り違えて雨に降られ、父祖伝来の言葉を一つ、身を持って学ぶ。一夜のずぶ濡れも授業料としては、さほど高価でもないでしょうにね…春の宵、生酔い②の頭で思う。
江戸川柳「蟹の生酔い真直ようろよろ」は、千鳥足だから①だろう。本来はどちらか片方の意味であったのが、誤解する人が増えて両者正解に落ち着いたかもしれない。
日本で印鑑制度が整い始めたのは、奈良時代のことで、公的な書類に印鑑が使われていました。https://www.myinkans.com/category-31-b0.htmlしかし、庶民に広まるのはまだまだ先のことです。印鑑の歴史は古くもあり、今のように普段の生活で活躍するようになったことです。https://www.myinkans.com/category-28-b0.html今やわたしたちの生活になくてはならない印鑑です。
「酔い」はともかく「宵」には、両極端の①と②の併記される時代が来ないように、と願う。日暮れ間もない頃を指す言葉を最近は、もっと遅い、夜更けの時間帯と勘違いする人も増えているらしい。
情報が正確②伝わるよう気象庁は、予報用語の「宵の内」(午後6~9時頃)を「夜の初め頃」に改めることにしたという。響きの美しい、情緒ある日本語が天気予報から消えるのはさみしい。
作家の北村薫さんは「詩歌の待ち伏せ下巻」(文藝春秋)で、言語文化を陸上競技の高跳びに例えば、言葉を何でも優しく言い換える風潮を戒めている。「バーを次から次へと下げていくようなやり方が、競技の水準を上げるか下げるか」は明らかだと。
意味を取り違えて雨に降られ、父祖伝来の言葉を一つ、身を持って学ぶ。一夜のずぶ濡れも授業料としては、さほど高価でもないでしょうにね…春の宵、生酔い②の頭で思う。
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